海上気象(青木ヨットスクール・BCCコース以上の教材)

天気図の見方風の成因風と風力階級雲とその意味高気圧低気圧台風前線の見分け方霧と雷

雲とその意味
巻雲 -けんうん---天候変化の前触れ
上層部に発生する雲で、そのほとんどが白く、毛の様な繊維質に見えます。
氷の結晶でできていて、低気圧が接近したときやジェット気流の付近に現れます。

俗称-すじぐも
英語名-Cirrus ・記号-Ci



巻積雲 -けんせきうん---2、3日は晴天が続く
巻雲と同じく上層部に発生する雲で、氷の結晶でできていて、白く豆粒のような丸みのある雲です。
巻層雲や巻雲が変化してできることが多いため、長時間とどまっていたり、大空いっぱいに広がることはありません。

俗称-うろこぐも
英語名-Cirrocumulus ・記号-Cc



巻層雲 -けんそううん---日傘月傘雨の前触れ
上層部に発生する、白く薄いベール上の雲です。
この雲を通して太陽や月を見ると、輪や弧、柱のようなかさが見えます。

俗称-うすぐも
英語名-Cirrostratus ・記号-Cs



高積雲 -こうせきうん---2、3日は晴天が続く
羊の群れのように、白または灰色の丸みのある雲がたくさん集まってできた雲。
通常、ひとつひとつの雲のかたまりに黒い影の部分があります。
主として水滴のかたまりですが、一部が氷の結晶になっていることも多いようです。

俗称-ひつじぐも、うろこぐも
英語名-Altocumulus ・記号-Ac



高層雲 -こうそううん---雨の前触れ
薄いベール状の、灰色や薄墨色をした雲。
すじやしまが見られることもあり、薄い高層雲は太陽や月が、擦りガラスを通したように見えますが、厚い高層雲は 太陽や月の光を完全に遮断し、連続性の弱い降水を伴うことがあります。
雲の上部は氷の結晶、中は氷の結晶と雪、過冷却した水滴、下部は水滴からできています。

俗称-おぼろぐも
英語名-Altostratus ・記号-As



乱層雲 -らんそううん---悪天候、雨、強風に襲われる
灰色の厚い雲で、水滴や氷の結晶、雪、またはこれらの混合物からできている雲です。
通常、高層雲が徐々に厚くなり、雲の底が低くなって乱層雲になります。
低気圧の中心や温暖前線付近に存在し、連続性の雨を降らせます。

俗称-あまぐも、ゆきぐも
英語名-Nimbostratus ・記号-Ns



層積雲 -そうせきうん---夕焼けが見えれば明日も好天
白や灰色の大きな雲のかたまりで、主に水滴からできています。
日中発生した積雲が夕方になって小さくなり、この雲になることが多いようです。

俗称-うねぐも
英語名-Stratocumulus ・記号-Sc



層雲 -そううん---雨きりで視界悪し
霧のような灰色の雲で、地表付近から600mくらいの範囲に存在しますが、地表面には接しません。
小さな水滴からできていて、霧雨や霧雪を降らせることがあります。

俗称-きりぐも
英語名-Stratus ・記号-St



積雲 -せきうん---今日も一日よい風、天気
頂がこぶのように盛り上がった厚い、綿のような雲です。
地面が太陽によって暖められて起こる対流が原因で発生することが多く、発達した積雲(雄大積雲)はにわか雨を伴うこともあります。

俗称-わたぐも、にゅうどうぐも
英語名-Cumulus ・記号-Cu



積乱雲 -せきらんうん---近づけば突風、雷に見舞われる
上方に大きく発達した雲で、雲の頂は1万m以上にも及びます。
雷電現象や突風、強いにわか雨を伴うことが多く、大きな気候災害をもたらすこともあります。
消滅するときに他の様々な雲に変化することから「雲の製造工場」と呼ばれることもあるそうです。

俗称-かみなりぐも、にゅうどうぐも
英語名-Cumulonimbus ・記号-Cb


雲の現れる高度