航路標識の意味

海図の仕組み 海図の使い方 航路標識の意味 灯台の光り方

種別

意味

標体 頭標

図解

灯質

塗色 塗色 形状 灯浮標 浮標 灯標 立標 灯色 光り方
側面標識 左 舷標 識

航路又は可航水域の左側(水源に向かって左側をいう)の端を示します

円筒形


1個

 

単閃光(周期は3.4及び5秒)

群閃光(毎6秒に2閃光)

モールス符号光
(A.B.C.D周期は任意)

連続急閃光

右 舷標 識

航路又は可航水域の右側(水源に向かって右側をいう)の端を示します

円錐形

1個

 

左航路優先標識

1 航路が分かれている所で航法上の優先関係がはっきりしているとき、その分岐点に設置しています
2 標識の左側に優先航路があることを示します

赤地に緑横帯1本 円錐形
1個
  複合群閃光
(毎7秒に2閃光と1閃光)
右航路優先標識

上記と同じ目的で標識の右側に優先航路があることを示します

緑地に赤横帯1本 円筒形1個  

方位標識 北方位標 識 1 標識の北側に可航水域又は航路の出入口、屈曲点、分岐点があることを示します
2 標識の南側に岩礁、浅瀬、沈船等の障害物があります
上部黒下部黄 円錐形
2個
縦掲
(両頂点上向き)
連続急閃光
東方位標 識 1 標識の東側に可航水域又 は航路の出入口、屈曲点、分岐点があることを示します
2 標識の西側に岩礁、浅瀬、沈船等の障害物があります
黒地に黄横帯1本 円錐形
2個
縦掲
(底面対向)
群急閃光
(毎10秒に3急閃光)
南方位標 識 1 標識の南側に可航水域又 は航路の出入口、屈曲点、分岐点があることを示します
2 標識の北側に岩礁、浅瀬、沈船等の障害物があります
上部黄下部黒 円錐形
2個
縦掲
(両頂点下向き)
群急閃光
(毎15秒に6急閃光と1長閃光)
西方位標 識 1 標識の西側に可航水域又 は航路の出入口、屈曲点、分岐点があることを示します
2 標識の東側に岩礁、浅瀬 沈船等の障害物があります
黄地に黒横帯1本 円錐形
2個
縦掲
(頂点対向)
群急閃光
(毎15秒に9急閃光)
孤立障害標識 1 標識の位置又はその付近に岩礁、浅瀬 沈船等の障害物が孤立してあります
2 周りは一般に通航可能ですがあまり近寄りすぎるのは危険です 
黒地に赤横帯1本
以上
球形
2個
縦掲
群閃光
(毎5秒又は10秒に2閃光)
安全水域標識 障害物のない海域で、特に大切なポイント、例えば航路中央とか港湾入口等を示します 赤白
縦しま
球形
1個
等明暗光
(明2秒暗2秒)


モールス符号光
(毎8秒にA)

長閃光
(毎10秒に1長閃光)

特殊標識 工事区域、土砂捨場、パイプラインなどの表示及び海洋データ収集ブイのような特定の目的のために使用します X形
1個
単閃光(周期は、任意)

群閃光(毎6秒に2閃光)


モールス符号
(AとUを除く、周期は任意)

備考 1 意味については、全部又は一部となっています
    2 水源とは、下表のとおりです
    3 上表に上げる標識のほか、特別の意味を有する特定標識を設置する場合もあります
    4 「光り方」は、IALA海上浮標式のうち、日本で採用されているものを掲載しています

水域

水源

港、湾、河川及びこれらに接続する水域 港若しくは湾の奥部又は河川の上流

瀬戸内海(関門海峡を含み、宇高航路標識を除く)

神戸港
宇高航路 宇野港
八代海 三角港
前各号上欄に掲げる水域以外の水域 沖縄県与那国島