Z e n24/信天翁24
- 自分に合ったヨットを選ぶ
Zen24は外洋クルーザーである。従って外洋の荒天と戦える性能を持つ。乗員がたとえスキッパー一人であっても、その性能は発揮される。なぜならリーフする時、キャビンでナビを行う時、たぐいまれなZen24の保針性能が、一人での荒天準備作業を可能にする。それはティラーを手放ししても、ヨットが自ら走ってくれるからである。それ故にスキッパーは、嵐と戦うことに専念できるのだ。 - セーリングが上達できるヨット
荒天と戦える性能が、スキッパーにセーリングを上達する余裕を与える。セールはエンジンの5倍のパワーを発揮することが可能だ。しかしその力を得るにはヘルムスマンとして、長時間練習が必要となる。200時間のセーリングで、風位を把握できる。500時間で、風向のわずかなシフトを利用できるようになる。1000時間のセーリング練習で、ブラインドセーリングが可能となる。キャビンの中にいても、風位が把握できるのだ。 - 装備に依存しないヨット
オートパイロットを装備しているから、一人で乗れるのではない。波に乗せられるたびにブローチングを繰り返すようなヨットでは、スキッパーはティラーにしがみついて、ステアリングだけに力を奪われる。人手でコントロールできないのであるから、オートパイロットが役立つのは、静穏な状況だけであると考えるべきだ。
大きなヨットだから、外洋を走れるのではない。大きなエンジンを装備しているからでもない。電動ウインチを備えているから、力が不要なのではない。
嵐とは帆走でしか戦うことは出来ない。補助エンジンや装備に依存することから、危険への連鎖が始まる。 - 24フィートという適切なサイズ
大きなヨットなら安全という考えは、甘い期待から生じる。セールを下ろすのも、ステアリングにも、24フィートに比べれば、30フィート艇は3倍の力を必要とする。24フィートというサイズは、セールという巨大な触覚を自分の物として、自由に操ることが出来る、最も適切なサイズである。
大きくて、豪華なヨットが欲しい。立派な装備に囲まれたい。これらは別荘型ヨットとして、マリーナとその周辺で乗るヨットの選択肢である。 - Zen24 開発者 青木洋・・・1971年から3年2ヶ月をかけて、手製ヨットで単独世界一周に成功した。全長21フィートの信天翁二世号は、世界一周最小艇記録として、ギネスブックに掲載。信天翁二世号は現在、大阪の万博記念公園に保存されている。