デッキの木型作りが進む
AH15のバウデッキは、バウポールを装備できるよう凹型の溝をもうけます。溝はデッキの剛性アップの役割を担います。従って木造艇のように、ビームをデッキの裏側へ設置する必要はありません。
サイドデッキのガンネル部に沿って、滑り止めのパターンを浮き出させます。ツアーセーリングを行っているときは、ハイクアウトせずにサイドデッキに腰をかけています。おしりが滑らないようにすることで、疲労を軽減できます。サイドデッキの空間は、エアータンクとなっています。チンをしたときに裏返しになりにくい位置へ、浮力が配置されています。
コックピットのフロアーは、自動排水構造としました。センターボードケースを挟んで、両側に1名ずつが体を横たえることができます。シングルハンドのツアーを敢行するときには、風上側のフロアーで休息を取りながら、長時間のセーリングを続行できます。
今春の完成を目指して、工作が進んでいます。