Zen15 クルージング・ディンギー

Zen15

レーシング・ディンギー
  1. ディンギー・ヨットといえば、レースをするための小型ヨットという考え方が支配的です。国体やオリンピックで使用されている、究極のスポーツ的なヨットが、ディンギーだと思われています。これらのレーシング・ディンギーを操るためには、特別な体力と、厳しい訓練が必要です。
    また艤装には複雑なシステムが取り入れられているので、セールをコントロールするには、高度な熟練が求められます。複雑なシステムを操り、クセの強いじゃじゃ馬を乗りこなすことが、レーサーの腕の見せ所となります。
  2. クルージング・ディンギー
    しかしディンギーの楽しみは、レースだけではありません。海岸には貸しヨットがありました。手軽に水上ピクニックも出来ます。琵琶湖では今でも貸しヨット屋さんがあります。貸しヨットに使われているヨットは、シンプルな艤装です。特別な体力がなくても、友人とともに楽しめました。飲み物やお弁当を積んで、デイ・クルージングへ気軽に出かけていました。
    一部の人たちは、ディンギーを駆って伊豆諸島を巡り、東京、大阪から九州までもクルージングしていました。これらの長距離航海に使用していたのが、クルージング・ディンギーです。その流れをくむのが、Zen15ディンギーです。
    レーシング・ディンギーとクルージング・ディンギーとは、使う目的が全く違うので、艇の性格や艤装が異なります。しかし最近では、レーシング・ディンギーの需要しか見込めないので、クルージング・ディンギーの生産は行われていません。今では木造艇を自作して、クルージングを楽しんでいる、わずかな愛好家がいるだけとなりました。
  3. Zen15はワイルドなディンギー
    クルージング・ディンギーはレーサーよりも、むしろスピードが求められます。Zen15がセーリングするのは、管理されたレース海面だけではありません。
    クルージング・ディンギーは、野生がむき出しとなる、見知らぬ海面でセーリングする宿命を負っています。クルージングにでかければ、天候急変との待ったなしの戦いが待っています。潮流の中を、目の前に出現する岩を避けながらのセーリング。これらは、スキッパーの技術と度胸を問われる、真剣勝負の戦いとなるでしょう。
    そのときに必要なのが、レーサーを凌駕するスピードと、二枚腰の復元力なのです。
    Zen15は故横山晃が設計したY15-3が原型です。造波抵抗が極端に少ない、サバニ船型を採用しています。セーリング・スピードが、レーサーを凌駕するだけではありません。ウエザーヘルムも軽く、長時間のセーリングを楽しむことができます。ディンギーで気の向くままに、何時間もセーリングを楽しむ。その夢をZen15がかなえます。
    ディンギー・クルージングを手軽に楽しみたいと考え、高価になる木造艇ではなく、最新のFRP技術を駆使して制作致します。

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