慈眼院坐禅会の今年のテーマ

3月13日、月例坐禅会へ参加した。先月と違って温かく快適だ。畳の凍るような冷たさは、もう足の裏にも感じない。慈眼院の紅梅の古木は、すでに花を落としていた。例年ならちらほら咲き始める頃なのに。
今年のテーマは、白隠禅師の坐禅和賛に決まった。白隠は外国語であった仏教のテキストを和文へ翻訳し、市民が読めるものとした。江戸中期のことである。

十牛図や法句経も今年のテーマとして検討したが、漢文の場合はその意味の解説にエネルギーを取られ、自分自身にとってどうなのかという、肝心な点が薄れてしまう。

坐禅和賛は禅のエッセンスだ。リズムがつけてあって、読んでも心地よい。全員が自分の受け持つ箇所を調べ、順番に発表することになった。とても楽しみだ。

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