座禅会、今年の最終日
12月5日、慈眼院で今年最後の坐禅会だ。毎回参加しておられる長野さんをはじめ、3人が欠席ときいていた。一人で坐るのかなと思っていたら、片桐さんと他の2名の方が来られた。
今日の線香は、梅栄堂の九重を使う。ダライ・ラマの金剛鈴の合図とともにはじめる。経行(きんひん)のときに、畳の冷たさを感じる季節となった。三炷(さんしゅ)を終える。お寺から拝借していた座布団を片付け、書院へ移る。
今年は一年間かけて、参加者が毎月交代で、般若心経の一行ずつを読んできた。担当する行を調べ、自分の見解を述べる。その後に全員でディスカッションをする。人によって解釈も、受け取り方も違うのがわかって、とても面白い。自分の解釈が偏っていたことがわかる。
参加者にとっても、唱えているだけであった般若心経が、身近に感じるとのことだ。1月9日の月例坐禅会では、来年のテキストを選びたいと思う。