お茶の稽古に励む

今日は先生にトタン小屋まで来て頂き、お茶の稽古に励んだ。

1週間前から準備にかかる。炉中に灰をふるって入れ、釜の据え付ける高さを調整する。席や水屋に掃除機をかけ、ぞうきんで拭く。炭 を水洗いして、乾かす。炭はよく洗っておかないと、切ったときの粉がたまっていて、パチパチはぜるので危ない。

道具を調べる。水指は伊作の南蛮手を使おうと思ったが、底からじわじわと水が漏る。芋頭に取り替えた。竹の蓋置きは風炉用しかないが、これで許してもらおう。床には南嶺和尚の画賛、李白の句をかける。後座の花は、寒菊と照り葉にした。朝に近所を散策したとき、勝手に切らせてもらう。花入れは森岡百合子の朝鮮白磁を使う。
鉄板の天井裏がむき出しの席であるが、それなりの雰囲気だ。

自分を省みるいとまもない毎日であるが、休日にほっと一息つけるのは、とてもありがたいことだ。

 

Related Posts

大晦日の椿

白玉は大きな蕾を愛でるようだが

3月の花と墨蹟

竹一重切りに胡蝶侘助と白山吹の

1月の慈眼院坐禅会

南大阪では厳寒の夕刻、独座であ