古田武彦先生の「卑弥呼」を読み始める

古田先生から「卑弥呼」(ひみか)が届いた。畢生の書と自著されていた。ご教示お願いしますとも書かれている。先生は86歳のはずだ。頭が下がる。目次には、青木洋が一節として掲げられている。驚いてすぐに読み始めたが、簡単には読み進めない。日本の始まりが、学校教育で教わってきた内容とは、大きく異なるからだ。

古代史に興味を持っている人なら、1971年の著書「邪馬台国はなかった」で開始された論争を憶えているかもしれない。その後も研究の成果を著書を通じて発表されてきた。古代史の実像を明らかにしようとする研究に、生涯をかけて来られた。そんな真摯な生き方をみて、勇気がわく。

古田先生は、田尻マリーナへおいでになったことがある。ヨットに乗って頂いたのだが、海上へ出るとすぐに居眠りを始められた。お疲れなのか、リラックスされたのかはわからない。

古田先生には1976年に、初めてお目にかかった。しかし最近では、2年ほど前にお目にかかったきりだ。伺いたいことも出てきたが、かなわない。忙しい自分が情けない。11月10日、11日と八王子セミナーハウスで、古田先生の講座があるとのことだが、参加できないのでとても残念だ。

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