雨の日の坐禅会
秋雨が時折、本堂の大屋根に激しく打ち付けている。しかし坐禅が深まると共に雨だれの音が、遠のいていく。気がつくといつの間にか線香が消えていた。
今日は10名の出席者だった。7名の方々は20代、30代ではないだろうか。リフレッシュのため、面白そうだから、薦められたから、皆それぞれ異なる理由で参加されているのが興味深い。
既存宗教の役割が退潮している中で、参加者は坐禅に何らかの意味を求めておられるのだろう。もはや教団や宗派だけが宗教の担い手ではない。一人一人が自分の宗教性を培い、自分自身の生き方を決定する時代となったではないだろうか。
世界にジョブス氏への共感が広がっている。 それはジョブス氏が表現した生き方に、人種や宗教を超えて共鳴した人達の反応だ。