凍り付く中での月例坐禅会
こんなに寒い日には、誰も参加者はいないに違いない。しかし慈眼院には、すでに参加者が待っておられた。私も入れて、5人だ。
本堂には座布団が並べられている。先に着いた人が、並べてくれたのだろう。靴下を脱いで、座布団に坐る。寒さのせいか、眠気には襲われない。いつの間にか3炷が過ぎた。
「さあ、暖まって下さいね」。和尚様は、書院で熱い生姜糖を入れて下さった。暖まったところで、意見交換を行う。「こんな寒い中で、なんで坐禅をするのだろう」。一人ずつ、理由が違うのでおもしろい。
生きているから悩みがあり、苦しみもある。苦しみがあるから楽しいこともある。私にとっては、そのバランスをとるために、坐禅は大切な作業だ。
帰るときに和尚様から、皆にお菓子を頂く。
来月の坐禅会は第3土曜日の16日に決まる。今日よりはもっと寒いだろう。