6月2日の月例坐禅会
慈眼院の駐車場は、紫と白色のホタルブクロと、濃いピンクの芝桜が咲いている。門をくぐり、本堂の前に植わっている深山蓮華を見に行く。毎年の楽しみだ。先月は蕾がまだ堅かったが、今日はもう花が散っている。一本だけ、開ききった花が残っていた。高貴な香りが一体に漂っている。
今夜は4名の参加者だった。1名は初めての方だ。3炷の坐禅を終えて、いつものように書院でお茶を頂く。書院との狭間にある溝には、蛍が舞っている。あと何回、こんなチャンスが訪れるのだろう。ふと考えてしまう。
帰りがけに庭の深山蓮華へ参加者を案内した。すると寿明和尚様が出てきて下さった。まもなく庭にある沙羅双樹の花が咲くそうだ。花は咲くとすぐに下へ落ちて、地面に白く広がり、それが何とも言えない風情とのことだ。見てみたい。