沖縄への航海2、第2レグ種子島から奄美大島へ

  1. 第1レグ大阪から種子島へ
  2. 第2レグ種子島から奄美大島へ
  3. 第3レグ奄美大島から沖縄へ
  4. 沖縄へ到着する
  5. 糸満を訪問する

四国の西端である佐田岬を越えると、瀬戸内海から豊後水道へでる。水ノ子島から宮崎県の沿岸3M を保って航行し、都井岬まで順調に航海を続ける。
都井岬には0.1Mまで接近する。変針後は大隅半島を岸寄りに西へ向かう。黒潮の反流に乗せたいからだ。大隅海峡は黒潮の支流が、3ノットで東流している。都井岬からまっすぐに種子島、屋久島へは向かえない。しかし大隅半島の陸岸沿いは、黒潮が弱まるか、西流する反流が生じる場合がある。37年前にディンギーで来た時を思い出す。
海洋速報によれば、大隅海峡の黒潮支流は顕著ではないようだ。そこで、大隅半島の西端にある佐田岬までの半分まで来て変針して、西之表港へ向かう。
当初計画していた屋久島の宮之浦港では、ETAが夜間となり、給油が出来ないからだ。

風向が西北西へシフトした。風速は20ノットくらいなので、アビームでよく走る。

1630時、西之表港へ入港する。漁業組合前の岸壁へ、横付けさせてもらう。すぐにタンクローリが来て、給油してくれる。90リッターだけの給油で申し訳ない。
近くのスーパーマーケットで買い出しをして、帰り道に食堂に寄る。とんかつ定食を食べる。カツが大きすぎて全部は食べられない。ヨットに帰ると、すぐに奄美大島へ向けて出港だ。北西風で岸壁へ強く押し付けられている。前進離岸法の手順を教えて、手法通りに離岸する。2時間あまりの滞在だった。
夜の海へ出航するのは、気が滅入る。しかし長居をすると余計に逡巡することになるだろう。

奄美大島までは、屋久島南端をでると黒潮の本流を横断することになる。諏訪之瀬島までの50Mの間は、3ノットの東流を受けるだろう。コンパスコースは、15°のドリフトを見込んで決定する。

都井岬灯台は灯高255mの山の上
種子島の港口灯台はロケット型
黒潮の流軸を示す海洋速報
食堂でとんかつ定食を食べる

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