保津川下りに行って、面白い人と出会う
休日に京都の亀岡へ初めて行く。保津川下りを楽しむためだ。あいにく川の水量は少ないとのことだが、いたるところに急流が待ち構えている。両舷に岩肌が迫るので、ひやりとする。乗せてもらっているだけで、自分では操縦の余地がないから、かえって恐ろしく感じるのだろう。
推進力は竹竿が一人に、櫂が一人だ。櫂はねりがいと同じ形状で、持ち手はT型になっている。ガンネルに棕櫚縄で巻きつけた櫂を、オールの動きで力いっぱい漕いでいる。摩擦で焼け付く棕櫚縄に、時折水をかけている。艇速を水流より速く保たないと、梶が効かないからだ。水流に乗せているだけでは、岩に激突する。岩角には10㎝ほどに迫るが、実に巧みな梶さばきだ。ヘルムスマンは大きなねりがいで、梶を取っている。
嵐山へ到着した。ソフトクリームを食べ、帰りはトロッコ電車だ。亀岡へ戻り、今日の宿泊先の旅館、楽々荘へ向かう。そこで待ち受けていたのは、想像もできない面白い人との出会いだった。
Related Posts
森岡成好さん達の陶芸展へ行く
奈良県の山中にある夢雲ギャラリーへ、ドライブする。村の一軒家が画廊になっている。 画廊は室内だけでは続きを読む…
豪雨の中の月例坐禅会
慈眼院に着いたのは、6時半ギリギリだった。駐車場から本堂へ歩く間は、まだ大丈夫だった。鈴虫の音を耳に続きを読む…